Fの足跡14(Chap261〜280)

 
Chap280:Twilight Zone
2006/3/28 15706歩(累計5262725歩)
  新宿という街は、どうして夜でもこんなに明るいのだろう? 夜空は黒か濃紺と相場が決まっているものだが、新宿の空はグレーというか、セピアのような色をしている。なんだか、近未来の荒廃したメガロポリスを見ているような気分になってくる。今日は、そんな西新宿の写真を2枚。その1:成子坂下から見上げる高層ビル街。その2:青梅街道の一本裏、北新宿1丁目から高層ビル街を望む。高層ビル街は間近に見るよりも、少し距離を取って眺めた方がスケールが大きく感じる。
  おまけ写真。要町駅近くにて、桜がすでに7分咲き。週末まで持ちこたえてくれるだろうか……。
 
Chap279:Day After Tomorrow
2006/3/24 17676歩(累計5247019歩)
  訳あって、今日は実家に帰らなければならないので、幡ヶ谷の仕事が終わった後、実家に向けて歩いていった。その途中、少しでも知らない道を歩きたいと思って環七から折れたところで、妙法寺という立派な寺に遭遇した。規模もさることながら、夜間にライトアップを施しているあたり、ただものではない。後日の詳報を待たれたい。……最近、どうもこの「後日詳報」ネタが多くて困る。もっと、ちゃんと地図を見て、何があるかを確認してから歩かないと。
  おまけ写真。寒さのあまり身の毛がよだってしまう、カラオケ店の店名(杉並区方南1丁目)。
 
Chap278:Something New
2006/3/21 27541歩(累計5229343歩)
  南大沢と八王子みなみ野、今日は2つの「平成ニュータウン」を見て回った。元来、私は古い街並みが好きで、ニュータウンの類にはあまり興味がない。しかし、南大沢の輪舞歩道橋の造形美や駅前フリーマーケットの熱気、さらには八王子みなみ野の宅地造成現場のド迫力には目を奪われた。ニュータウンにはニュータウンの良さがある。無機質で空気は乾燥しているが、常に「新しい何か」がそこにはある。
  今日は不覚にもカメラを忘れてしまったため写真を掲載できないのだが、今後カメラを携行しての再訪が必至である。その時には、さらに「新しい何か」が私を待っているのだろう。
 
Chap277:Repair
2006/3/19 13577歩(累計5201802歩)
  あまりの忙しさのため、壊れた眼鏡を修理に出すこともできなかった。1週間ほど、セロテープだらけの眼鏡の世話になっていたが、ようやく修理に出すことができた。行きつけの、メガネドラッグ池袋本店で無料修理してもらい、そのついでに漫歩漫歩。メガネドラッグのアフターサービスの充実ぶりには、本当に頭が下がります。
  今日は風が強くてあまり長くは歩けなかった(鉄道各線が運転を見合わせるほどだったらしいですね)が、眼鏡を修理したと同時に、ストレスを発散して心と身体も修理することができたような気がした。
 
Chap276:Escape
2006/3/18 12594歩(累計5188225歩)
  今年は、幡ヶ谷勤めを始めて以来8年間で、最もひどかった。この1ヶ月間、日曜を含めて休みはゼロ、平均労働時間は17時間にものぼった。深夜2時3時なんてまだ宵の口、午前8時半に退勤のタイムカードを押し、間髪入れずに出勤のタイムカードを押す。そんな日も珍しくなかった。いったい、何が私をそこまで駆り立てるのか、多くの人が首を傾げたという……。首を傾げる前に、手を貸してほしかったのだけど。
  そんな日々も、終わり。明日は1カ月ぶりの休みだ。やっと、自分の時間の自分のために使える。手に入れて当然のものが手に入ることが、こんなに嬉しいことだとはね。
 
Chap275:Road To Hell
2006/2/19 26829歩(累計5175631歩)
  21時間に及ぶ耐久労働が午前6時に終わり、徐に漫歩開始。もはや、こんな強引な方法でしか漫歩することができない。しかし、実はまだ地獄シーズンのほんの入口にすぎない。これから約1カ月、私の真価が問われる日々が続く。
  今日の写真を3枚。その1:野川では、鴨たちが身を寄せ合って春を待ちわびていた(調布市菊野台3丁目)。その2:中空高く聳える、三軒茶屋・キャロットタワー(代沢十字路付近にて)。高層建築物が少ない街だけに、異様に高く見える。その3:首都高中央環状新宿線の工事が着々と進んでいる。確か、この辺り(目黒区青葉台3丁目)が終点になるはずだ。
 
Chap274:My Temper
2006/2/12 14394歩(累計5149342歩)
  ようやく2時間ばかり歩く時間をとることができ、半分意地を張って漫歩に出た。2日に1回くらい歩きたい中、週1回の漫歩時間は貴重だ。これからさらに忙しくなる。そのうち、日曜すら歩けなくなるだろう。だから、今日は一歩一歩噛みしめるように歩いた。思い残すことはたくさんあるが、しばらくは我慢の連続だ。
  今日の写真を2枚。その1:巣鴨・地蔵通商店街。日曜の午後にしては、驚くほど人が少なかった。その2:日暮里駅前。新交通日暮里・舎人線の工事が着々と進行している。おかげで駅そばが1軒潰れてしまったのだが……。
 
Chap273:Uptown
2006/2/4 28840歩(累計5134948歩)
  久々の貴重なオフを、午前中は寝て、午後は歩き通して使い果たした。「もっと有意義に過ごせよ」と言われそうだが、私にとっては非常に有意義なオフである。
  横浜市内陸部には、とにかく山が多い。そんな山が次々と宅地開発されていくものだから、「地滑り危険山手住宅」がたくさん建ち並んでいる(保土ヶ谷区釜台町)。頂上に登れば、新幹線高架を見下ろせたりして見晴らしがいい(旭区川島町・興和台住宅付近)のだが、麓に住む者は怖くて気が気じゃないだろう。おまけ写真。鴨居駅の北、帷子川に架かる鴨池橋。街灯の形が面白い。
 
Chap272:NAKANO Labyrinth
2006/1/27 15823歩(累計5106108歩)
  歩き慣れた街も、道筋を一つ変えるだけでずいぶん新鮮に感じられるものだ。中野通りかブロードウェイ通りを歩くことが多いのだが、今日は一番街を歩いてみた。1997年頃に、私はよくこのエリアにあるフジヤカメラに行っていた(行かされていた)ので、多少は土地鑑がある。しかし、迷路のように入り組んだ路地は、私を迷わせるに充分だった。面白そうな店も結構あったので、今後ボチボチと紹介していきたい。
  おまけ写真。先の大雪で雪だるまを作った人はたくさんいるだろうが、こんなものを作った人がいたとは、恐れ入った(豊島区南長崎2丁目)。
 
Chap271:Through The Door
2006/1/21 14271歩(累計5090285歩)
  漫歩開始時刻:午前3時半。天候:雪。傘:複雑骨折。こんな時に漫歩しようなんて、「お前はバカか?」と社長に言われたが、自分でもそう思う。わざわざ自分を危機の渦中に追い込もうとしているような気すらしてくる。自分では、すでにドアを開け、片足踏み出している「地獄の2月ロード」を意識して、自分自身を鼓舞するつもりだと言い聞かせているのだが、歩き始めて冷静になってみると、「やはり私はバカだ」と思う。
  今日の写真。ちょうど降り始めた頃に歩きだしたのだが、家に着く間際にはうっすらと積もっていた(豊島区千川2丁目)。週末は、缶詰かな。
 
Chap270:Country Bred
2006/1/17 12309歩(累計5076014歩)
  私はとんだ田舎者だ。(ずっと首都圏で暮らしてきたのに)生まれて33年目にして初めて渋谷センター街に足を踏み入れた。それだけではない。渋谷のランドマーク・109が「東急」を意味する(「東急」→「とー・きゅー」→「10・9」)ということに、ようやく気づいた。生まれてこの方ずっと池袋に親しみ続けてきて、すべての用事が池袋で済んでしまっていたから、渋谷は無縁の土地だったわけだ。どうも渋谷は街が洗練されている割に人々が洗練されていないので、あまり好きではない。だが、今日歩いた中では1カ所だけ、私好みの場所があった。それが、スペイン坂。この南欧的な雰囲気は好きだ。
 
Chap269:Ordeal
2006/1/14 15635歩(累計5063705歩)
  久々の神奈川遠征だというのに、雨。雨予報は聞いていたのだが、東白楽駅を出た時点では降っていなかったので、決行した。が、六角橋を越えたあたりで降り始め、小机から先は完全に土砂降りになった。雨中漫歩はこれまでにも何回か行っているが、ここまで強い雨の中を歩くのは初めて。今後の漫歩を占う、今日は試練なのだろうか。
  今日の写真を2枚。その1:非常にいい雰囲気を醸し出している、六角橋商店街。その2:大雨に霞む日産スタジアム。今日はどちらも不完全燃焼に終わったので、後日再訪して詳報したい。
 
Chap268:Feint
2006/1/11 13174歩(累計5048070歩)
  大江戸線若松河田駅付近から東西線早稲田駅にかけて、長い坂道が下っている。それほど特徴のある坂道ではないのだが、「夏目坂」などと名前をつけられると一目置いてしまう。名前って、重要なんだな。この夏目坂を下りきる手前(つまり、かなり早稲田駅に近いところ)に、妖しいガソリンスタンドがある。高看板に描かれているのは聖徳太子に見えるのだが、名前は「天草」。これが天草四郎だというのだろうか。んなわけわからんフェイント、いらんっちゅうの。
  おまけ写真。昨年も載せたが、末広橋上から眺める西新宿の夜景。この景色、本格的に好き。  
 
Chap267:Pastel Brown
2006/1/9 19953歩(累計5034896歩)
  今日は、西品川温泉「宮城湯」でリラックス。半露天風呂つき、休憩室(兼食堂・宴会場)もあって銭湯料金(400円)と、穴場の臭いがする施設だ。お湯は、東京名物の黒湯かと期待していたのだが、淡い茶色で、かなり透明度が高かった。それでも温浴効果は非常に高く、ビールを1杯飲んだらもう足元がフラフラになってしまった。たまにはこんな漫歩があってもいいよね。おまけ写真。その1:大田区には坂が多い。勾配がきつすぎて通行止になっている坂も(東雪谷4丁目)。その2:今日は成人の日。男性諸君の期待を裏切りたくないので、後ろ姿で(大田区上池台1丁目)。
 
Chap266:Criminal Who Enjoys&Watching
2006/1/8 17364歩(累計5014943歩)
  品川駅から高輪方面へ伸びる、ざくろ坂。高輪プリンスへのアプローチとして名高い坂道だが、30年ほど前にここで青酸コーラ事件というのが起きている。電話ボックスの中に青酸入りのコーラを放置し、それを飲んだ人が次々に死んだという事件だ。これがグリコ・森永事件の引き金になったとも言われ、「愉快犯」という言葉が生まれるきっかけにもなった。
  現場は、スケートセンター前だから、ここらへんということになるのだろうか。もちろん、現在はスケートセンターも問題の電話ボックスもない。近くに1つだけ電話ボックスがあった(小糸製作所裏)が、これは無関係なので、ご安心を。
 
Chap265:Knock Knock
2006/1/6 13761歩(累計4997579歩)
  2006年一発目の漫歩が、いきなり幡ヶ谷始発になろうとは……。正月気分に浸るまもなく、地獄へと通じるドアをノックしてしまった気分だ。主生活場が大手町から幡ヶ谷に移り、これからしばらくは幡ヶ谷始発の漫歩が多くなる。そして、漫歩の頻度はどんどん低下していくことだろう。今のところはまだ平穏な空気が漂っているが、今後この雰囲気が一変することは想像に難くない。どうして、わざわざこんな苦痛を自分に強いるのか。私は、もしかしたらマゾなのかもしれないと、毎年考え込んでしまう。
 はぁ。せいぜい、歩けるうちに歩いておこう。
 
Chap264:Sunshine Puddle
2005/12/25 27799歩(累計4983818歩)
  何事もなく一夜が明け、迎えたクリスマス。ここのところ寒い日が続いていたが、今日は凪いだ昼下がりの日溜まりが心地いい、「冬来たりなば春遠からじ」を地でいく陽気だった。こんな日は、江戸川河川敷をのんびり歩く。鳩と鴎、同時に餌をやる老人、大正15年操業の金町浄水場取水塔(第二第三)などを眺め歩いた。が、やはり陽が暮れれば寒さが身にしみてくる。まだまだ春は、遠い。
  おまけ写真。Chap254で触れた「アサヒビール本社のオブジェ」の化粧直しが終わり、除幕されていた。はい、どこから見ても、ウ●コです。なんでこの色にこだわるのかな……?
 
Chap263:Running Or Not
2005/12/23 24916歩(累計4956019歩)
  師(坊さん?)までもが走る、12月。「年の瀬」という言葉があるように、一年でもっとも流れが速く、そして烈しい、12月。浦和の街は、まさに年末を「走る」人々でごった返していた。が、その一方で、誰も走らない街もある。私が以前バイトしていたお茶屋さんがある「あさひ通り」は、すっかりシャッター街と化していた。往年の繁栄ぶりを知っているだけに、この寂れ方はいかにも悲しすぎる。さいたま大合併の影響と考えるのは無理があるかもしれないが、街の中心がこの辺りではなくなってしまっていることだけは、確かだ。おまけ写真。6時から9時まで、この青丸は何?(浦和区北浦和3丁目)
 
Chap262:“Tree” Contest
2005/12/22 11825歩(累計4931103歩)
  聖夜の足音が日に日に近づいてきている。街を歩けば、たちまちイルミネーションが目に飛び込んでくる。とりわけ多いのが、オリジナルクリスマスツリーの競演である。11825歩しか歩いていないのに、3つもの個性的なツリーに出会えたのだから、いかに東京がクリスマス色で埋め尽くされているかが知れる。当然、今日の写真はツリーを3枚。その1:汐留・日テレタワー前のツリー。中に入ることもできる。その2:赤坂見附・プルデンシャルタワー前のツリー。刻々と色が変わる、幻想的なツリー。その3:赤坂プリンスホテルの、ビル壁面を利したツリー。規模は間違いなくこれがナンバーワン。
 
Chap261:In The Wind
2005/12/18 19489歩(累計4919278歩)
  日本列島をスッポリ包み込んでいる大寒波が、関東地方に強い北風を呼び込んでいる。すっかり色褪せた銀杏の葉が風にちぎられ、舞い上げられ、地に落とされ、そして吹き溜まりに積み上げられていた(板橋区成増2丁目)。こうして歩道の落ち葉を眺めていると、「風の通り道」がはっきりと分かる。まるで砂浜に水を流したように、風が通った痕がくっきりと残るのだ。強風は苦手だが、風が描く歩道のマーブル模様と、落ち葉の上を歩く柔らかい踏感は、情緒があって素敵だ。
  昨日に続く連投漫歩で、しかも2万歩に迫る歩行距離。もう、足はほぼ完治したとみていいだろう。
 


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